第二回例会「ワイン再発見!」プロデューサーの感想

けんけん@宴VPPRです。

 

始まりました~。宴トーストマスターズの第二回例会「ワイン再発見!」です。今回は、私けんけんがプロデュースしました。

 

ボルドー地方やシャンパーニュ地方の一地域に絞ったテーマも面白いと思ったのですが、今回は初心者向けということで、2種類以上のワインを「同時に飲み比べる」ということをテーマに思いつきました。

 

そこから、製法や樽熟成による味の変化などをテーマにしてもよかったのですが、今回は「葡萄品種」による味の違いに絞り込みました。ワインテイスティングでは「この2種類以上のワインを同時に飲む」と、葡萄ごとの特徴の比較ができるため、急激にテイスティングのレベルが上がります。

 

そのため、今回選択したのは、赤ワインはボルドーとブルゴーニュで決まったのですが、白ワインはかなり悩みました。赤ワインはかなり飲んでいるのですが、白ワインはそれほど飲み込んでいるわけではありません。いくつか美味しいと思えるワインはあるにはあったのですが、入手困難だったり、予算オーバーだったり、ブドウ品種の混合だったり、と白ワインに関してはかなり悩みました。

 

一つは「シャルドネ」は外せないと思い、ブルゴーニュを試飲して、予算内に収まる中で、やっと一本を見つけることができました。もう一本ですが、ボルドーで使われている品種は「ソーヴィニヨン・ブラン」という品種で、いくつか美味しいものはあるのですが、ちょっと酸味が強く、自信を持って人に勧めることができるものではありませんでした。

 

そこで思いついたのが日本の固有種である甲州ブドウを用いたワインです。世界的にはマイナー品種ですが、選択したブルゴーニュのシャルドネのワインに匹敵するワインを探すまでに苦労しました。すぐに思いついたのは勝沼醸造というところが作っている「イセハラ」というワインです。が、これはかなり入手困難で、店によっては一人一本までという制限をしているところもあったりで、今回は選択することができませんでした。

 

そこから見つけたのが「KISVIN」のワイナリーです。実はこのワイナリー、今年できたばかりです。このKISVINは葡萄栽培の専門家集団で、シャトー酒折の醸造施設を借りて、シャトー酒折のブランド名で、ワインをリリースしていました。シャトー酒折を訪問した際に、その赤ワインを飲んで、かなり強く印象に残っていました。

 

そのKISVINを購入して、家で試飲してみたところ・・・これだ!と思いました。甲州独特の酸味や苦味が抑えられ、やや甘みがあり、ボリューム感があります。典型的な甲州とはまた違う味わいでしたが、これで甲州の印象が変わるかもしれないと思いました。

 

また、ボルドーワインもシャトー・ド・ジロンヴィルというワインを選択したのですが、カベルネ・ソーヴィニヨン45%、メルロ45%、プティ・ヴェルドー10%と微妙な混合の仕方でしたが、それよりも美味しさを優先しようと思い、これにしました。

 

今回のワインの選択は「本格志向」です。赤ワインはかなり渋味が強く、ワインを飲みなれていない人にとっては、かなり渋味を感じるワインかもしれません。ですが、ボルドー好きにとっては、ストライクど真ん中くらいのワインを選択しました。

 

ということで、今回選択したワインは、以下のワインになります。

<赤ワイン>

・シャトー・ド・ジロンヴィル

・フレデリック・マニャン ブルゴーニュ

 

<白ワイン>

・フレデリック・マニャン シャルドネ

・KISVINワイナリー 甲州

 

当初は全部フランスにしようと思っていたのですが、日本のワイナリーもここ10年ほどで力をつけ、探せば、世界レベルのものがいくつか出てきます。「日本ワインは高くてまずい」という印象がある方もいらっしゃったかもしれませんが、それを払しょくしたくて、あえて1種類日本ワインを入れてみました。

 

もう一つ、セミナーを行ったのですが、今回は「ワインに関するマナー」に限定しました。葡萄品種の紹介をしてもいいかな?とも思ったのですが、赤白それぞれで10種類くらいの基本品種を紹介すると、それだけで混乱してくる人もいると思ったので、すぐに役立つということで行いました。

 

ワインの立ち振る舞い方に加え、ワインの飲む順番やワインと料理のマリアージュなどの紹介も行いましたが、それでも混乱する人がいるかもしれないと思い、逃げ道を作っておきました。

「困ったら、スパークリング」

実は、スパークリングワインは、ビールと同じように、ほとんどの料理と合わせやすいワインです。(厳密な言い方をすると、邪魔をしない!?)

 

最後にちょっと小話として「ワインの王と女王」の話を入れました。ワインの女王はボルドー、ワインの王はブルゴーニュという風に言われていますが、僕はボルドーからワインに入ったので、ずーっとボルドーワイン派で、ブルゴーニュなんて、美味しくないとずーっと思っていました。ブルゴーニュのどこが王様?そんな思いでいました。

 

ある時、ワインの試飲会に行ったとき、(有料でしたが)一本6000円くらいのブルゴーニュワインの試飲会を行っていたことがあり、そこで試飲したときに、衝撃を受けました。ブルゴーニュグラスで出されたのですが、軽くスワリングしただけで、強烈な香りが立ち上り、頭がクラクラしてしまいました。香りだけをずーっと嗅いでいたい、そんなワインでした。香りを嗅いでいるときに思ったが、「このワインの中に飛び込みたい!」クスリでもやっているんじゃないかくらいの錯覚にとらわれました。そのワイン一杯で、ブルゴーニュに対する印象が変わりました。ブルゴーニュがワインの王になった瞬間です。

 

さて、皆様の印象はどうだったでしょうか?僕は、大変だったけど、かなり楽しかったです。とはいえ、このレベルの準備は、せいぜい半年に1回くらいじゃないと、体が持たないというのが、正直なところですが・・・(笑)